2025/2026シーズンのインフルエンザワクチン
今シーズン使用できるインフルエンザワクチンは2種類あります。
| インフルエンザHAワクチン | 不活化ワクチン | 皮下接種します |
| フルミスト | 経鼻弱毒性生ワクチン | 鼻にスプレーします |
従来のインフルエンザワクチンはこのインフルエンザHAワクチンです。皮下注射のワクチンです。複数の製造会社から販売されています。インフルエンザウイルスA型2種類とB型1種類に対応した3価のワクチンです。
昨シーズンからインフルエンザHAワクチンは4価から3価になりました。3種類のインフルエンザウイルスに対応しています。
インフルエンザHAワクチン2026/2027の製造株
A/スイス/6849/2025(H1N1)
A/ミシガン/105/2025(H3N2)
B/東京/EIS13-175/2025(ビクトリア系統)
インフルエンザHAワクチンは、6か月以上の赤ちゃんから接種できます。 6か月から2歳の乳幼児は1回の接種量が0.25mLです。4週間の間隔をあけて2回接種します。3歳以上は1回の接種量が0.5mLです。4週間ほど間隔をあけて2回接種します。13歳以上の接種回数は1回または2回です。
インフルエンザHAワクチンは皮下接種のワクチンです。筋肉内接種ではありません。
添付文書では2回接種をする際の間隔を13歳未満のものでは2~4週、13歳以上では1~4週としていますが、「免疫の効果を考慮すると4週間おくことが望ましい」とも記載されています。当院では、特に事情がない場合は4週間以上の間隔で2回目の接種を行っています。
| 6か月から2歳 | 4週あけて2回接種 | 1回に0.25mL 皮下接種 |
| 3歳から12歳 | 4週あけて2回接種 | 1回に0.5mL 皮下接種 |
| 13歳以上 | 1回あるいは4週あけて2回接種 | 1回に0.5mL 皮下接種 |

2回目は4週以上あけて接種します。せっかくなので効果的な方法が良いですよね。6か月を過ぎたら接種をおすすめします。0歳児には接種しても効果ないと説明している医師がいまだにいます。何時代の感覚だっつーの。
商品名は「フルミスト」といいます。フルミストは鼻に噴霧するワクチンです。内容は毒性を低くし、かつ活性を持った(増殖能を持った)インフルエンザウイルスです。毒性を低くしたウイルスを接種することで免疫をつけます。アメリカなどでは早くから使用されています。当院でも個人輸入の形で10年前から接種しています。好評です。
国内では2023年に承認され2024年から流通しています。
フルミストは2年前のシーズンから3価になりました。B型インフルエンザウイルスのうち「山形系統」と呼ばれるグループが使われないことになりました。「山形系統」のウイルスは近年全く検出されていないのが採用されなくなった理由です。合理的です。
フルミスト2026/2027の製造株
A/スイス/6849/2025(H1N1)
A/ダーウィン/1369/2025(H3N2)
B/パース/115/2025(ビクトリア系統)
接種対象者は2歳以上19歳未満です。
アメリカなどでは2歳から49歳が対象ですが、国内では19歳以上の方は接種できません。
両方の鼻の穴に0.1mLずつスプレーします。ごく少量ですし、刺激はほとんどありません。
原則として接種回数は1回ですが、これまでインフルエンザに感染したことがない人あるいはインフルエンザワクチンを接種したことがない人は2回接種が推奨されます。
今シーズンのインフルエンザワクチン接種の開始は、9月の下旬を予定しています。
インフルエンザHAワクチンの接種料金は、1回3,800円(税込)です。
フルミストの接種料金は、1回8,000円(税込)です。
| インフルエンザHAワクチン | 1回 3,800円(税込) | 1回または2回接種 |
| フルミスト | 1回 8,000円(税込) | 1回または2回接種 |
必ず予約してください。
インフルエンザHAワクチンを接種される方は、受付で直接あるいは電話でお願いします。ネットでの予約はできません。ネットからの予約は無効とします。
フルミストについては予約アプリの「M3デジカルスマート診察券(デジスマ)」からの予約をお願いします。デジスマからの予約時には必ず問診の入力まで済ませてください。お願いします。
「M3デジカルスマート診察券(デジスマ)」は下のサイトからダウンロードできます。
いわさき小児科 